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香川大学生が物件探しの際に知っておきたい事:アスベスト(石綿)とは?




ニュースやネットなど、意識すると何かと目にすることの多いアスベスト。

主に建材製品として生活のあらゆるところで使用されてきたアスベストについて、今回はアスベストとは?に始まり、皆さんの生活にどれほど関わっているか、現在建築済み建物における調査義務までご説明していきます。

香川大学生が物件探しの際に知っておきたい事:アスベストとは?




アスベストは、石綿(せきめん、いしわた)とも呼ばれる、
天然の非常に細い繊維状の鉱物(太さ:髪の毛の1/5000程度)です。

耐熱・対磨耗性にすぐれているため、建築材や電気製品、自動車、家庭用品などに広く利用されてきました。

建物の例としては、病院、学校、駅、遊技場など人の多く集まる建物で、火災に備えた「耐火被覆材」としてアスベストが使われていました。

代表的なものは3種類となり、白石綿(クリソライト)・青石綿(クロシドライト)・茶石綿(アモサイト)です。

香川大学生が物件探しの際に知っておきたい事:アスベストの健康被害について





アスベストを吸い込むとそのおよそ数十年後にがんなどの病気になることは元々知られていました。

知られてはいたものの、建設業や石綿製品工場の労働者だけにみられる職業病と考えられていましたが、実はそれ以外の人に対しても著しく健康被害を及ぼすものとして、後々発覚することとなったのです。

その事件が2005年、クボタのアスベスト事件です。
クボタのアスベスト工場周辺の住民にアスベストによる疾患発症が判明したのです。

その後、甚大な健康被害をもたらすと判明したアスベストを使用した石綿(アスベスト)および石綿製品は、2006年(平成18年)9月1日より製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。

しかし、アスベストが新しく使用禁止になっても、私たちのまわりには、これまでに建物や製品に使用されたアスベストがたくさんあるのです。

特にボード類などは、劣化や破損がなければアスベストは飛散しないもの(ただちに危険性はないもの)なので、学校など一部の公共施設をのぞいて、解体や改修工事を行うまで、そのまま使われているのが現状となっています。

主には、建物解体の際などで飛散する可能性がある場合にリスクがあるもので、アスベストが使われていても飛散しないように措置がなされている又は飛散するおそれの無い建材であれば人が吸引するおそれはないかと考えられています。

大事なことは、アスベストそのものが問題なのではなく
その繊維が飛散し空気中に浮遊した状態にあること、
つまりは大気中に飛び散ること・吸い込むことが問題となります

ここで皆さんがお住まいになる賃貸マンション・アパートに対し、実際にどのような懸念事項があるのか、実際の調査義務有無含めご説明いたします!

賃貸マンションを借りる際、アスベスト調査について説明義務がある





不動産の賃貸や売買の契約時には、「重要事項説明」で建物の状態を詳しくお伝えいたします。
「重要事項説明」とは、家やマンションなどを売買したり貸借する際に、その建物に関する重要事項をまとめた書類となり、契約の時に建築物の詳細を消費者に対して説明するものです。
この中にアスベストの調査を行ったか否かについても記載があり、取引相手に対し、調査内容を書面で説明しなければなりません(第35条1項14号)。

 

<重要事項説明書サンプル(一部・今該当箇所)>




アスベストは健康被害があるということで国土交通省が通達を出していますが、大事なことは、賃貸物件のオーナーは
「自分が所有する物件にアスベストが使われているかを必ずチェックしなければいけない…」というわけではありません

賃貸物件契約上、
アスベストの使用調査を行ったかどうかを告知する義務はありますが、
調査実施やアスベスト除去対応などの義務は負っていないのです。


 

調査後であれば、

  • 調査の実施機関(調査会社等)

  • 調査の範囲

  • 調査の年月日

  • 石綿の使用の有無およびその使用箇所


まで説明いたします。

(どうしても調査したい場合は買主がその旨を売主に申し出て、
了承された場合には買主の費用で調べるのが一般的となっています。)

石綿(アスベスト)使用の有無がわからないときでも、
もし吹き付けられたアスベスト等が発見され、劣化等により粉じんを発散させ、その粉じんにばく露する恐れがあるときは、除去・封じ込め・囲い込み等の措置を講じなければならない(石綿障害予防規則)こととされています。

 

賃貸マンションのアスベストの状況を事前に調べることは可能?





アスベスト使用の可能性を事前に調べたい、知っておきたいという場合は、
あくまで目安の為確定のお話ではありませんが、
築年数でおおよそ把握・推測してみることも一つ手ではあります。

国土交通省の資料によると、
日本における石綿使用のピークは1970~1990年代であるとされており、
これらの期間に建築・リフォームされた建物にはアスベストを含んでいる可能性があるため、多少注意が必要です

<参考>

国土交通省 「アスベスト対策Q&A」https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/Q&A/index.html#a26

香川大学周辺で賃貸マンションをお探しの学生さんへ





調査の有無に限らず、石綿が使用されているからといって必ずしも危険というわけではありません。

古い建物においても、建築物所有者または管理者は早い段階で建築物のアスベスト含有建材の有無や状態を把握し優先順位を決め、中期的な改修・リノベーションの中で、計画的にアスベスト含有建材の除去をしていくことを国土交通省より勧められている動きもあります。

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